お知らせ : 医師不足 !!
医師不足による地域医療の衰退
今春臨床研修を終えた若手医師のうち、大学病院に戻った医師は約半数に過ぎないことが、全国医学部長病院長会議(会長、吉村博邦・北里大医学部長)の調査で分かった。特に、北海道や四国の大学では臨床研修必修化前と比べて大きく減少、大都市集中の傾向が目立った。診療科別では、脳神経外科、小児科、産婦人科が激減した。同会議は「大学に所属する医師の減少は地域医療の崩壊につながる」とし、臨床研修制度の抜本的な見直しを求める声明を近く公表するという。
同会議の地域医療に関する専門委員会が今年4月、全国の医学部、医科大学計80大学を対象に調査。中間報告として5月上旬までに寄せられた67大学分を分析した。
04年卒業者で2年間の臨床研修を終え、今年4月以降に大学に戻った医師(他大学出身者を含む)は51・2%。研修必修化前の02年の卒業者が大学に残った率の72・1%と比べ、約21ポイント減少した。
地域別では、関東の大学は8・7ポイントの減少にとどまったが、四国は74%から30・2%、北海道は76・4%から33・1%など、それぞれ40ポイント以上減少。人口50万人以上の都市のある都府県と札幌市(中大都市圏域)、それ以外の道県(小都市圏域)を比較すると、小都市は42・4ポイント減少したが、中大都市は5・5ポイントの減にとどまっていた。
大学病院に戻った医師を診療科別でみると、形成外科が40・9%増えたのをはじめ、皮膚科23・6%増、麻酔科23・2%増、耳鼻科7・5%増。一方、脳神経外科は42・3%減、外科で32・8%減、小児科28・1%減、整形外科27・2%減、産婦人科18・5%減、救急16・9%減だった。

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