04年社会医療診療行為別調査、薬剤比率は21.6%で過去最低

投稿日時 2005-9-26 11:31:21 | トピック: お知らせ

厚生労働省が13日に発表した「2004年社会医療診療行為別調査」によると、医科総点数に占める薬剤料の割合は総数で21.6%で、前年比0.6ポイント低下。過去最低を記録した02年の水準に戻った。
 入院では11.3%、入院外で33.2%となり、それぞれ0.7ポイント、1.3ポイント下がった。また薬局調剤分を医科、歯科にそれぞれ振り分けて算出した薬剤料比率は、医科が27.5%、歯科は1.2%となった。
 病院と診療所を合わせた院外処方率は51.7%となり、5割を超えたことが分かった。病院の院外処方率が62.5%と6割を突破。診療所の院外処方率も前年に比べ2ポイント増の47.4%となった。
入院外1件当たり点数は減少に歯止め
 前年まで4年連続で減少していた入院外の1件当たり点数は、前年比2.0%増の1276.3点となり、減少傾向に歯止めがかかったことが分かった。初・再診(前年比0.3%減)や注射(6.1%減)、投薬(4.6%減)などが減少する一方で、指導管理等(1.4%増)、処置(31.6%増)、放射線治療(69.0%増)などが増加傾向を示したことが大きな要因。処置は点数ベースでも35.5点増えており、1件当たり点数の引き上げにつながった格好だ。
 調査は入院・入院外別の診療行為、疾病の状況、薬剤使用状況などを調べる目的で、04年6月審査分のレセプトを分析した。前回調査では初めて、診断群分類による包括評価制度(DPC)を適用した施設のレセプト(24施設分)を調査対象としたが、今回調査では、DPCの適用病院(82施設)と、試行的適用病院のうち8施設の計90病院のレセプトも分析に加えた。
 入院外の1件当たり点数のマイナス傾向に歯止めがかかったのは、減少の大きな要因だった「指導管理等」や「手術」がそれぞれ、1.4%増、6.6%増とプラスに転じたことが大きい。このほか、「処置」が31.6%増の147.8点となったことや、「精神科専門療法」が29.4%増の25.1点となったことも点数全体を押し上げることにつながった。
 一方で、長期投与制限の撤廃などで、前年に点数の伸びが大きかった投薬や注射は減少に転じた。
 入院外の1日当たり点数は前年比6.9%増の678.7点で、入院と同様に「処置」(37.9%増)などの伸びが寄与した。
入院1件当たり点数は前年比3.8%増
 入院の1件当たり点数は前年比3.8%増の3万5866.7点となった。調査客体が大幅に増加した「診断群分類による包括評価等」が、前年の300.8点から1568.6点に大きく伸びたのが大きな要因。
 1件当たり日数は入院で16.55日、入院外で1.88日となり、減少傾向が続いていた入院では増加に転じた。
 DPCの対象となっている特定機能病院の入院1件当たり点数は5万1471.5点で、一般病院に比べ1万4475.6点高い。点数構成では「診断群分類による包括評価等」が2万9993.3点と58%を占める。このほか、手術(8853.7点)、入院料等(5626.5点)の割合が高い。



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